前回は、サービスの順番間違いに関する適用ルールについての意見を掲載させて頂きました。

今回は、「プレーヤーのポジション固定」について、引き続き仲本氏のコメントを掲載させて頂きます。


「ダブルスにおいて、サービス及びレシーブを行う競技者のポジションを固定せず、自由に位置取りさせる。」

 理由(1)

 現在大半の競技会においては、線審までつけて行われていない状況である。そのため、能力を超えた判断を強いられる点からいって無理であること。

 理由(2)

  「プレーヤーの平等性を確保し、かつ全員攻撃、全員防御の原則にたった、より多様で柔軟なゲームの展開」という新ルール制定の趣旨からいって、ポジションの規定はそぐわないものです。

ポジションの規定をはずすことによって、個性ある競技者個人個人の妙味を発揮する場も生まれ、日本が生んだ歴史ある軟式庭球の伝統的美技も見ることが出来、観戦者をも満足させ、広がりを持つ競技となって行きます。


以上が仲本氏のコメントですが、我々も同様ポジションについて考えて見ました。まず、何故ポジションを固定するようになったか? その経緯は、国際化のため、セカンドレシーブで前衛へのアタックにより、簡単に勝負が決まることを避けるためだったと記憶しております。それなら、セカンドレシーブの場合は、前衛が後方に位置すれば良いのではないでしょうか?

 サービスをしないプレーヤーが、サービスと同時に、「よーいドンで」飛んでコートに入る光景はまるで運動会のようで、少し滑稽な風景であると感じておられる方は少なくないでしょう。隣りのコートで硬式テニスのプレーヤーが興味を持って見ています。

 特にシニアの部では、サービス側のプレーヤーが後方にいるため、レシーブでネット際にツイストするケースが多くなり、少しせこい(標準語で何と言うのでしょう)気がします。これがソフトテニスの良さであるという考え方もあるでしょう。ポイントした方はこれもテクニックであると自慢しますが、ポイントされたペアはあまりいい気はしません。しかし、そんなプレーヤーも他のゲームではツイストをします。シニアでは一般と比較して、脚力も落ちております。その弱点を付いてポイントする。悪いとは言いませんが…。

 審判が正確に判断出来ない。出来ないことは、ルールにしない方がよい。厳密に審判するならば。ですから、少し早いかなと思われても、極端なファール以外はジャッジしていないのが現実です。そんなあいまいなルールは廃止すべきではないでしょうか?ルールはプレーヤーも観客も分かりやすい、きちんとしたものでなければなりません。

 無理してネットにつかなければならないために、前衛の膝への負担が大きくなっています。また前衛のスタミナの問題。なども考えなければなりません。

もちろん良い点もあります。本ルール採用により、今までより幅広い技術面の向上(例えば、ローボレーの技術の向上、前衛のラリーの増加など)が上げられます。要するにどこにポジションしても良いのではないでしょうか?


皆さんはどのように感じておられますか。

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次回も引き続き仲本氏のコメントを掲載致します。

 次回は「シングルスについて」です